スタッド溶接

スタッド溶接とは

What is stud welding

スタッドと呼ばれるビン(ねじなど)を専用ガン(約10㎏)に取り付けて、母材に押し当てて、スイッチを入れると、専用ガンと専用溶接機によって短時間で自動的に溶接が行われる溶接方法です。(径系19ミリで約0.8秒程度)

スタッド溶接の特徴

母材に与える影響が少ない

溶接時間が短く、溶接痕が残りにくいため母材に与える影響を抑えることができます。

生産性が高い

溶接時間が非常に短いため、効率が良く、生産性が高くなります。

溶接母材と一体のものになる

スタッド自体が溶接材の代わりも担うため、スタッド材と母材が一体となる溶接ができます。

短時間で高強度

溶接の要する時溶接の要する時間が非常に短く、スタッド材が母材と一体となるため、強度が高いことが特徴です。

建築の頭付きスタッドと合成梁

合成梁は鉄骨梁とコンクリート床をずれ止め(シアコネクタまたはジベルという)で一体化したもので、剛性や強度が鉄骨梁だけの時に比べて増加します。このような構造形式は、圧縮強度の大きいコンクリートと豊かな引張強度を有する鋼材のそれぞれの材料特性を合理的に活用するものとして、従来から土木では中支間径の橋梁に、また建築では鉄骨構造の床組に多用されてきました。

建築鉄骨構造で用いられる合成梁は、デッキプレートを捨て型枠とし、現場打ち鉄筋コンクリート造床スラブを上下対称H形断面の鉄骨梁に頭付きスタッドをシアコネクタとして両者を結合した形式が多く、力学的にはT形断面梁として曲げモーメントに対抗できるようにしたものを指しています。

スタッド溶接の種類

スタッドジベル溶接工事

スタッドジベル溶接工事とはスタッドという溶接技術で、主に耐震に用いられます。

杭頭スタッド溶接工事

杭頭スタッド溶接工事とはパイルスタッドという溶接技術で、主に杭頭の先端部に用いられます。

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